2023-12-31

制作したボードゲームクラウドファンディング期間はさすがに週報を書いている余裕がありませんでした。一回途切れた習慣を引き戻すのは大きめのエネルギーが必要、人は易きに流れるものだから、継続の慣性を信じて粛々と続けるのがけっきょく一番ということですね。

マメ科の植物は空気中の窒素を栄養に変える窒素固定というメカニズムを持っていますが、文章を書くということは、これに少しだけ似ていると思います。まわりに当たり前にあるけど目に見えないさまざな事象を、人間が読める形に固定する作業。昔からこの変換プロセスが苦手中の苦手でしたが、週報を書く習慣を経て、多少はマシになったかも。来年も継続したい所存。

傾く

「正義の反対は、また別の正義」という論がだいぶ普及したように感じます。それは本当に正しいことだし、単純な悪はないという世界のほうが、勧善懲悪よりは進歩していると思う。 よっぽど天邪鬼じゃない限り、人間は正解が好きです。昔の価値観では正義側に立つことが正解だったのが、今の価値観ではどちらの正義に立つことも正解じゃなくなってしまいました。かといって、どちらにも属さない中立的な立場も、また正解にはならない。(前の週法にも書いたんですが、純粋な中立は強者側に寄ってしまうため)

理想は、両方の正義をちゃんと理解した上で、どちらかを選び取る意志なんでしょう。そして相手を攻撃しないこと。そして頑固にならず、いつでも意見を変えれるような柔軟性を持つこと。君子豹変す。そのためには、いつでも戻ってこれるセーブポイントのような基準点を持つこと。フォルダごとコピーしてバックアップしておけば、中身をどんなに修正してもいつでも戻れる安心感というか。中立の立場は心地よいけども、あえて傾く勇気を持ちたいですね。

「傾く」は「かぶく」とも読みます。

スネオヘアー

帽子をよく被る。良き先祖を持っているため、髪質が元気すぎて寝グセがすごいので、何かと便利だから。普段ニットキャップばっかりなので、たまにツバのあるキャップを被ったとき、油断してるとコツンとツバをぶつけてしまう。スネ夫はあの髪型だけど、慣れていればそういうミスは減るんだと思う。

良いお年を。