2023-01-22

適正価格

「100円の商品を通販で買ったら、送料が500円もかかっちゃってさ」という笑い話のネタがあります。これは冷静に考えると不思議で、商品の値段と配送の値段には本来なんの関係もないわけです。

日本人は無形のもの・サービスにお金を払わないという話1もあるので、配達伝票に『送料内訳:燃料費〇〇円、人件費〇〇円』みたいに書いてもらうか、配達員の方にはつらつと「私ががんばって運びました!!」とか言ってもらえると、ああ、ものを運ぶにはコストがかかってるんだなあと認識を改めるのかも。同じものを運ぶ仕事でも、引越しの料金ってある程度納得感ありますし。

ATMも「ワタシガガンバッテシュッキンシマシタ!!」とか言ってくれると、もうちょっと納得して手数料を払えるんだけどな。

君の名は

ピカチュウを「ピカチュー」と書くような、ドラえもんを「ドラエモン」と書くような、アンパンマンを「あんぱんマン2」と書くような、あるあるミスをみると悲しい。いやいや、そんな細かいことどうでもいいだろというのは簡単だけど、相手へのリスペクトの足りなさが無邪気に露呈しちゃっているから。取引先へのメールで相手方の名前を間違えたらヤバいのと同じです。

という話とは別に、時代とともに名称が変わるものについて、どれだけアジャストしていくかという問題があります。こっちは対応しないと俗に「死語」といわれるやつ。将来的に、死語を連発してもかわいいと思ってもらえる老人になるか、つねに最新の言葉づかいができるスマート老人になるか、今のうちから進路を決めておいたほうが良さそう。

フード付きのスウェットの呼び名が"パーカー"から"フーディー"に変わっても、かたくなに"パーカー"と呼び続けたいとは思う。

今週買ってよかったもの

レトロフューチャーなやかん。

取っ手は握りづらいし、お湯もドバっと出るけど、ルックスが最高なのですべて許せる。あばたもえくぼ。あばたはサンスクリット語で「かさぶた」。


  1. 諸説あり。チップ文化との関連性が気になる。
  2. 別解:あんぱんまん