2023-02-12

声色

経験上、顔が似ている人は声色も似ていることが多い。声の性質は表面上にあらわれない部分(口腔内、喉)で決まるはずだから、これは結構不思議です。顔が似ているイコール遺伝子的に近いから他の部分も似る、みたいなことなんですかね。顔つきがある程度の性格を規定して、性格が声色を作るパターンもあるのかもしれない(人相が悪い人はドスが効いた低い声になるとか)。

顔が似ていれば声も似るなら、声が似ていれば顔も似るのか。

オンラインゲームでのボイスチャットや、SNSでの通話機能も一般化して、お互いが声だけを知っている友人関係が一般化しました。そういう相手に対して声から顔を予想するものの、予想が当たる確率は五分五分ぐらいです。質のよくないマイクやスピーカーを通すと精度が落ちる気もする。

声だけを聞いて、その人の顔写真をあてるクイズをしたときに、肉声のときとマイクを通したときとで正解率がどのくらい変化するのか興味があります。*1

無線

キーボードを買い替えました。旧キーボードは10年近く使い続けた愛着のあるもので、故障や不具合もなく今でも普通に使えます。じゃあなんで買い替えたかというと、USB接続が煩わしくなって無線接続のモデルが欲しかったからなわけです。たったそれだけ、でもその些細な違いが日々のストレスをどれだけ軽減してくれることか。

最近は猫も杓子もワイヤレスイヤホンを使いますし、ケーブルは不要、とにかく線を無くしたい、という世の中になっています。人類とケーブルはしかたなく今は共生していますが、彼らは気づけば互いに絡まりあったり人の足を引っ掛けたりと、生産性を下げる害線です。 無線給電が実現化さえすれば、あらゆるデバイスから不細工なケーブルが飛び出すことのないスマート世界が実現するんだと思います。

それとは別に、ふつうのヒモもどんどんなくなっていくんじゃないか。ヒモを結ばなくてもいい靴も多いですし、何かをまとめるのにもベルクロ式やマグネットのバンドが便利です。パーカーを買ったらフードのヒモをすぐに引き抜く知り合いもいました。マフラーもスヌードにどんどん勢力図を塗り替えられていくのかも。

「おじいちゃん、それなあに?」

「これは蝶々結びって言ってね…」

*1:ぜんぜん関係ないんですが、機動新世紀ガンダムXの主人公の声優が高木渉なのは子供のころからすごい違和感があります