2023-07-02

お祭り・飯

今住んでいる家の前の通りでお祭りが開かれました。コロナ禍の影響により3年ぶりの開催です。 金土日と三日間続くお祭り、家の前に無数の屋台が並んでいれば、食生活のほとんどが屋台飯になることは想像に難くありませんね。めちゃくちゃ食べた。
屋台の飯はうまい。ロケーションによるバフに加え、油と塩と肉/炭水化物に容赦ない化学調味料なんだからそりゃうまい。我こそがジャンクフードだという強い自負を感じます。マクドナルドなんて今はだいぶクリーンなフードだと言わんばかり。
そんなおいしい屋台飯ですが、子供のころにくらべて、各屋台が素材や味やサービスにかなり工夫を凝らしていると感じます。昔は量産品みたいに同じ色・同じフォントで「焼きそば」みたいな感じだったお店の外観も、まるで路面店のようにこだわったデザインと店名のところが多かった印象。そしてそういう屋台の飯は、ちゃんとおいしいんですよね。実店舗と違って食べログにレビューが残るわけでもないんだから、味なんて二の次でいいはずなのに。
他のお店と差別化するために外観に凝る、その結果お客さんが増えたから、やる気が出て味にもこだわりはじめた、みたいな感じだとハッピーエンドですね。

お祭り・あの人

屋台と人がひしめく祭りの道を歩いていると、聞き覚えのある声が聞こえた。
低くて大きな声で失敗を慰める、からっとした喋り方。輪投げの屋台。間違いない、小学生のころに地元の祭りで毎年遭遇した輪投げ屋のおっちゃんだ。踵を返して屋台の中を背伸びで覗く。60歳ぐらいの店員。あのときのおっちゃんに顔が似てるといえば似ているような…。もし同一人物だったら奇跡だな、という願望によって改変されつつあるおぼろげな記憶。昔見たときも結構な年齢だったはずだから、あれから30年近く経ったのにあんまり見た目が変わってないのは、大人の年齢をうまく判別できていない幼少時代特有の現象のせいか。

  1. 同一人物。スキンヘッドの人は年齢を特定しづらいし。
  2. 別人。子供のころ見た輪投げ屋の弟子。
  3. 吸血鬼。屋台の下なら日光のダメージが少なそう。

どれが正解でもおもしろい。祭りという非日常の世界の住人は不思議でいっぱいだから、インタビュー集があれば読んでみたいな。